2020年03月06日

第72回フォーラム(東京)開催案内(2020年3月28日)

第72回フォーラム(3月28日)は、コロナウィルス感染症拡大防止のために、中止いたします。 ご了承のほど、よろしくお願いします。4月以降の本会活動は、あらためて掲示もしくはご連絡いたします。

2020年3月15日
形の文化会会長 前田富士男
事務局長 中村 治

ーーーーーー(以下、記録として残しますが、開催しません)ーーーーーーー
形の文化会第72回フォーラム(東京) 開催案内

テーマ「造形の根底」

春の気配を感じる候となりましたが、ウィルス感染症のニュースに注目を余儀なくされる日々です。会員の皆様には恙なく過ごされるように祈念いたします。

さて本会は、幹事会にて協議し、当初の予定通り、3月28日(土曜)に第72回フォーラムを東京にて開催いたします。ただし、感染症の推移も重要ゆえ、3月15日頃に再度、臨時幹事会を開き、28日開催是非の最終判断を行います。その決定は、本会のホームページにて告知し、とくに郵送通知はいたしません。

皆様は、3月15日過ぎにホームページ「形の文化会・活動情報⇒最新情報・ブログhttps://katachi-imagination.org/blognews/index.html」を、または現在ご覧のこのサイト「形の文化会ニュースhttp://katachi-news.seesaa.net/」をご覧下さい。そこに、開催の最終判断を掲載しますので、必ずご閲覧ください。

第72回フォーラムは「造形の根底」と題し、造形デザインの社会的出発点ともいうべき国旗制作、そして言語メディアと非言語メディアとの交錯の根底を問う二つの口頭発表とともに、石井美恵氏による特別講演を行います。石井氏は、古代から現代にいたるテキスタイル資料保存・修復ならびに美術史研究にて国際的に活躍されており、今回は、古代エジプト第18王朝ファラオのツタンカーメン(在位:紀元前1333年頃〜1324年頃)が身につけた衣服・染織品の最新研究を紹介されます。この研究・調査は、エジプト政府の委嘱で石井氏が目下実施されているプロジェクトで、本講演は、国際的にもきわめて貴重かつ重要な内容となりますので、ぜひご参加ください。

なお、当初、「明治神宮ミュージアム開館記念展」見学を計画しましたが、これは諸般の事情より中止します。またフォーラム後の懇親会も今回は、本会として設けず、有志の集いに委ねます。
本会幹事役員は、本年度最終の「幹事役員会」を開催しますので、別途メールの案内を参照のうえ、ご出席ください。

形の文化会会長 前田富士男
事務局長 中村 治
世話人 粟野由美

≪記≫

日時  2020年3月28日(土) 14:00〜16:30 
会場  東京造形大学 原宿サテライトオフィス
    〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2−32−5 「BPRスクエア神宮前1」6階
    (東京メトロ副都心線・千代田線「明治神宮前」駅 徒歩6分。明治通りを新宿方向に歩き「神宮前一丁目」交差点のDIESELビル左側玄関へ)
(JR山手線「原宿」駅 徒歩9分。竹下通りから竹下口で明治通りを左折。新宿方向に歩き「神宮前一丁目」交差点のDIESELビル左側玄関へ)
参加費 1,000円 (事前申込不要)

第72回フォーラム   テーマ「造形の根底」

◆研究発表(発表25分+討議10分)

1.「「日本国旗との類似性―─パラオ共和国国旗」 14:00〜14:35
  井上尚之(神戸山手大学現代社会学部 教授)


2.「詩的行為としてのアセミック(無意味的)・ライティング──ヴィジュアル・ポエトリーとの関連から」
  14.40〜15:15
  佐々木樹(大正大学心理社会学部 副手)


・・・休憩 15:15〜15:30

◆特別講演
「衣装からさぐるツタンカーメン王のかたち」 15:30〜16:30
 石井美恵(佐賀大学芸術地域デザイン学部 准教授)
─────

講演者プロフィール

石井美恵:国立大学法人佐賀大学 芸術地域デザイン学部 准教授
    (学術博士、博物館学・文化財保護学・染織品保存修復学・服飾史・美術史)

慶應義塾大学文学部卒。ロンドン大学コートールド・インスティテュート・オブ・アート大学院染織品保存修復学科修了。ニューヨーク・メトロポリタン美術館染織品保存部特別研究員(1997-99)。帰国後、共立女子大学大学院後期博士課程修了。ケンブリッジ大学付属フィッツウィリアム博物館古代遺産部客員研究員、東京文化財研究所文化遺産国際協力センター客員研究員をへて、2016年より現職。染織文化遺産の国際協力プロジェクトへの支援・指導を兼務(JICA/エジプト、UNESCO/イラク、国際交流基金/アルメニア<国立博物館>ほか)。

著書:
2017年 Refashioning and redress: Conserving and displaying dress, Getty Trust Pub., 共著。
2013年「近代テキスタイルと色彩―染色史からたどる」、『色彩からみる近代美術―ゲーテより現代へ』三元社、共著。
2013年「タピスリーの技法」、『貴婦人と一角獣展』、NHKプロモーション、共著。
2008年『タペストリーの保存研究―─石橋財団所蔵ヨセフ物語』、中央公論美術出版、ほか。

エジプト・ギザ《大エジプト博物館》(GEM, 2020年10月開館)付属修復センターで作業指導中の石井准教授
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2020年01月20日

3月下旬に東京でフォーラム開催

2020年3月下旬に東京でフォーラムを開催します。

まもなく研究発表募集のご案内を公示しますので、応募のご用意をおすすめの上、お待ちください。
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2019年10月02日

形の文化会第71回フォーラム(大阪)テーマ「シンボルと形」

形の文化会第71回フォーラム(大阪)のご案内
テーマ「シンボルと形」
令和元年9月吉日

清涼の候、会員の皆様におかれましてはますますご清祥のことと存じます。
今回のフォーラムは今年度で当会の大形徹監事と中村治事務局長が大阪府立大学を退職されるのを記念して、大阪府立大学なかもずキャンパスにて開催いたします。発表と特別講演の間には、既に大阪府立大学を退職された当会の名誉会長の金子務氏や副会長の山口義久氏を交えて、大阪府立大学で発足された当時の形の文化会を振り返り、形の文化会の将来についても語り合う対談を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしております。会員以外の方も、ぜひお誘いあわせください。なお、終了後、地下鉄なかもず駅の近くの「今日亭」で懇親会を予定しております。こちらの方にも奮ってご参加下さいますようお願いいたします。

形の文化会 会長 前田富士男
事務局長 中村 治
世話人 中村・倉橋

《記》

日 時  2019年10月5日(土)13:40〜17:10(終了後、懇親会あり)

会 場  大阪府立大学なかもずキャンパス(堺市)A15棟229教室
(地下鉄御堂筋線「中百舌鳥」駅下車徒歩13分)
地 図 http://www.osakafu-u.ac.jp/info/campus/access/?id=nakamozu

参加費 1,000円、(懇親会費 3,500円程度)
プログラム

11:30〜13:30 幹事役員会 
13:10 開場(受付開始)

◆フォーラム(以下、敬称略)
13:40〜13:45 会長挨拶 前田富士男

・研究発表 (発表25分+質疑応答10分)
@ 13:45〜14:20
「日中における三教図の比較研究」
宋 g(総合研究大学院大学 文化科学研究科 博士後期課程)

A 14:20〜14:55
「仙人の飛ぶ形」
大形徹(大阪府立大学 教授)

B14:55〜15:30
「記号・シンボル・言葉―描画と象形文字はどこが違うか」
山口義久(大阪府立大学 名誉教授)

15:30〜15:40 休憩

・座談会「形の文化会の歩みを振り返って」
15:40〜16:10
座談者は当日発表します

・特別講演
16:10〜17:10
「泉壑松風 ― 山水画における樹木の意味と形」
河野道房氏(同志社大学 教授)


 ◆懇親会 17:30〜19:30 会場:未定
特別講演者プロフィール
河野 道房:
同志社大学文学部教授。1987年京都大学人文科学研究所東方部助手。1991年大阪府立大学専任講師。1995年中華民国中央研究院歴史語言研究所訪問学人。大阪府立大学助教授・准教授を経て2013年より現職。主要著書は『中国山水画史研究 奥行き表現を中心に』(中央公論美術出版)、『日本の中世・近世画論における中国画論の摂取状況』(調査報告書)他。


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次回フォーラムは来年2月に関東方面で開催する予定です。
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2019年08月31日

形の文化会第71回フォーラム特別講演「泉壑松風 ー山水画における樹木の意味と形」河野道房氏

第71回フォーラムを下記の通り開催しますので、皆様ご参集ください。
研究発表リストは後日発表いたします。



日時:2019年10月5日(土)13:00-
   (終了後に懇親会あり)
会場:大阪府立大学 なかもずキャンパス A15棟229教室
   (大阪府堺市/地下鉄御堂筋線「中百舌鳥」駅下車徒歩20分)

特別講演:「泉壑松風 ー山水画における樹木の意味と形」
     河野道房氏(同志社大学教授)
ラベル:泉壑松風 山水画
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2019年08月20日

第71回フォーラムは10月5日(土)大阪府立大学にて

次回、第71回フォーラムは10月5日(土)、大阪府立大学にて開催いたします。
非会員の方もご参加いただけます。
会員の皆様、どうぞご参集ください。

研究発表をお考えの会員の方は、まもなくお手元へ応募要項葉書を発送いたしますので、そちらでご確認ください。
ラベル:形の文化研究
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2019年07月02日

形の文化研究12号発行

形の文化会会員の皆様、「形の文化研究12号」を発行、お手元へ発送いたしました。
ご関連の図書館、研究機関などへの献本をお考えくださる方は、事務局までお知らせください。

次号、13号への投稿をお考えの方はお申し込みを、よろしくお願いいたします。
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2019年06月23日

危機を戦う者たちのバウハウス

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6月22日に桑沢デザイン研究所と形の文化会とで共催しました「危機を戦う者たちのバウハウスーー創立100周年」が無事、盛況のうちに閉会しましたことをご報告申し上げます。

浅葉克己先生には素晴らしいポスター・グラフィックをご提供いただき、これに惹かれてご参加くださった方も多くいらっしゃいます。
このポスターを表紙として同梱したこのたびの資料集は、次の100年後には貴重な資料になると確信します。
桑沢デザイン研究所事務局長には、開催準備にあたっては企画受け入れから会場整備、広報活動など様々に便宜をはかっていただきました。
事務局員の皆様にも問い合わせのお取り次ぎや先生方へのポスター配布などお力添えをいただきました。

参加者名簿には、桑沢デザイン研究所学生43名、同教員7名(ご所属無記名の方もあったので私が存じ上げない先生かもしれません、事務職員のお顔も見えました)、東京造形大学教員6名、同5名を含む101名の記名があり、発表・講演とも通史・最新・最先端のバウハウス研究から紡ぎ出される言葉に、多くの、様々な領域の専門家の皆様も唸る濃密かつ新鮮な議論の場となりました。

図らずも100年目の夏至の日(ドイツ語でゾンネンヴェンデ:sonnenwende、wende≒転換期)に、閉会の言葉として前田会長は「夏至というのはふっと角度が変わり、陽射しが変わる境目。今日はバウハウスヴェンデ(bauhauswende)となって考え直すきっかけの日になりました」と語りました。

浅葉所長がポスターにお寄せくださった「6月22日は、桑沢デザイン研究所にとって重要な一日になる」という言葉がこれを予言していたように合致しました。
見事なはじまりと締めくくりの言葉が輪となり、グロピウス元校長がこの地を訪問なさって65年の後、「バウハウスという生の全体性への問い」をこの日この場所で討論できたことを桑沢洋子先生、内田繁前所長も喜んでくださることと思います。

誠にありがとうございました。

形の文化会会員でこの度のポスターをご所望の方は、手続きをおしらせいたしますので、事務局までメールでお問い合わせください。
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2019年06月10日

6月22日(土)13:00-「危機を戦う者たちのバウハウス」

桑沢デザイン研究所と共催する2019年度大会「危機を戦う者たちのバウハウス」、桑沢デザイン研究所所長・浅葉克己デザイン室によるポスターが出来上がりました。

(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます)


日本国内で有数のバウハウス関連コレクションを管理するミサワホーム様のご厚意により、当会広報にもビジュアルを使用させていただいております。

6月22日(土)参加者には、当日会場にて印刷ポスターを差し上げます。

みなさまお誘い合わせの上、ご参集ください。



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2019年06月01日

2019年度大会「危機を戦う者たちのバウハウス──創立100周年記念」6月22日(土)

形の文化会・桑沢デザイン研究所 主催
形の文化会 2019年度大会

「危機を戦う者たちのバウハウス──創立100周年記念」


1919年4月12日、ヴァイマル州立バウハウス(Staatliches Bauhaus in Weimar)は開校を迎えました。ドイツ帝国は、史上最も悲惨な結末を招いた第一次世界大戦末、1918年11月に休戦協定に調印し、1919年8月、共和制にもとづくヴァイマル憲法の公布とともに、国名をドイツ国(Deutsches Reich)とし、首都をベルリンと定めます。バウハウスは、この不安的きわまりない時期のさなかに登場します。この学校と教員・学生たちは、大戦末の混乱のみならず、近代社会における文化・芸術の革命と危機に対峙していました。
 それから100年を閲した21世紀のいま、AI・シンギュラリティの告げる状況は、再び現代社会における文化・芸術の革命と危機を告知していないでしょうか──われわれはあらためて、バウハウスを手がかりに、芸術・文化のありかたを追究します。

(形の文化会会長 前田富士男)

                         記

日 時: 2019年6月22日(土)13:00-17:10(開場12:30)
会 場: 桑沢デザイン研究所 8階 81・82教室
    東京都渋谷区神南1丁目4-17  (http://www.kds.ac.jp/about/
参加費(資料代):1,000円 (桑沢デザイン研究所・東京造形大学 学生無料)
お問い合わせ:
(形の文化会事務局) info@katachi-imagination.org
(粟野由美・東京造形大学メディアデザイン研究室)電話042-637-8291(平日9:00-17:20)

「危機を戦う者たちのバウハウス──創立100周年記念」

13:00 開会挨拶 粟野 由美 (形の文化会副会長)

13:10 「デザインは死なない Design never die」浅葉 克己 (桑沢デザイン研究所所長)

13:30 「芸術の終焉とバウハウス ── <例外状態>(C・シュミット)のゆくえ」
    前田 富士男 (中部大学)

14:05 「『結合メディア』としての動画像 ── L・ヒルシュフェルト=マック《色光運動》(1923年)」  
 山根 千明 (慶應義塾大学講師)

14:40 「〈構成学〉デザインの今」三井 秀樹 (筑波大学名誉教授)

特別講演
15:30 「バウハウス ── <生>の全体性への問い」向井 周太郎 (武蔵野美術大学名誉教授)
16:30 討議 向井周太郎 + 金子務 (形の文化会名誉会長)
17:10 閉会挨拶 金子務
──

閉会後、懇親会を予定しています。
会場での当日お申し込みも受け付けております。
posted by 形の文化会 at 00:44| 東京 ☀| 2019年度の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする