2025年11月01日

向井周太郎先生に関する企画・出版のお知らせ

本日からの11月から12月にかけて、形の文化会発足以来、多大なる貢献をいただきました故・向井周太郎先生に関する企画や出版が予定されております。
(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます)
デザインの先生展.jpg
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○『生のコンステレーション 向井周太郎の具体詩』
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/22892/
会期:2025年11月3日(月)– 11月29日(土)10:00–17:00
休館日:日曜日 / 入館料:無料
会場:武蔵野美術大学図書館展示室
詳細:武蔵野美術大学サイト

○シンポジウム
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/22918/
日時:2025年11月3日(月)16:50–18:30
会場:武蔵野美術大学美術館ホール
出演者:小林昭世(本学基礎デザイン学科教授)/板東孝明(同上)/原 研哉(同上)/松浦寿夫(フランス美術史)/向井知子(デザイン・アート教育)
向井周太郎先生が、武蔵野美術大学を定年退職する際に、自作具体詩28点を選定し、渡部広明先生によるシルクスクリーンで再制作したものが、武蔵野美術大学美術館・図書館に寄贈されています。その28点すべてのお披露目となる展覧会です。
また、関連作品・資料として、『開=閉  [又は正=負]の空間椅子』、試作、映像資料なども公開されます。
稀有な機会ですので、ぜひご高覧ください。

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○21_21 DESIGN SIGHT企画展「デザインの先生」
https://www.2121designsight.jp/program/design_maestros/
会期:2025年11月21日(金)– 2026年3月8日(日)
休館日:火曜日、年末年始(12月27日–1月3日)
開館時間:10:00–19:00(入場は18:30まで)
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
詳細:21_21 Design Sight
20世紀欧州の6人の先駆的造形家・デザイナーの痕跡を辿る展覧会です。
向井周太郎先生が留学しておられましたウルム造形大学の初代学長マックス・ビル、創設者オトル・アイヒャーが紹介されるため、向井周太郎先生と諸先生方とのこれまでの交友・関連資料・作品資料も公開されます。
ご令嬢の向井知子先生も学術協力として参加しておられる展覧会です。
これまでに公開されていない資料もあるそうですので、ぜひご高覧ください。

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○『マックス・ビル論考集――芸術・フォルム・プロダクトフォルム・グラフィック・教育・建築』
著者:マックス・ビル/訳者:向井周太郎・向井知子
みすず書房、2025年12月中旬刊行予定
https://www.msz.co.jp/book/detail/09817/

長年、向井周太郎先生と向井知子先生とで翻訳を続けてこられました、マックス・ビルの論考は、向井周太郎先生が最期まで取り組まれた仕事であり、向井知子先生が一緒に取り組まれた唯一の協働作業だそうです。
マックス・ビルの論考や講演記録は、テキスト化されているものだけでも300本以上あるそうですが、いまだに母国スイスやドイツ語圏でも全集は存在しません。
このたび日本で刊行される論考集には、34本の論考が収録されていますが、これだけの数の論考が一冊にまとまったものは、世界でも初めてとなります。
ご遺族からご提供いただいたテキストや向井周太郎先生が直接マックス・ビルからいただいたテキストも含まれます。
ぜひ、みなさまにお手に取っていただきたく、ご案内いたします。

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以上、お知らせいたします。
posted by 形の文化会 at 14:22| 東京 ☀ | TrackBack(0) | 2025年度の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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