第77回フォーラムの内容が決まりましたのでお知らせします。
・日時:12月2日(土)13:00〜17:00予定
・方法:対面及びハイブリッド
・場所:桑沢デザイン研究所(東京都渋谷区神南1丁目4-22)
・日時:12月2日(土)13:00〜17:00予定
・方法:対面及びハイブリッド
・場所:桑沢デザイン研究所(東京都渋谷区神南1丁目4-22)
※建物内の室情報は開催日に近くなりましたら更新してお知らせします。
・聴講料:形の文化会会員は対面・ZOOMともに無料
非会員は対面のみ参加可能:1000円(資料代)
※非会員はZOOMは不可
非会員は対面のみ参加可能:1000円(資料代)
※非会員はZOOMは不可
・会員研究発表2件(13:00-14:00)
13:00〜13:30
造形芸術は、無力か有力か──作品の品質(クオリア)と「オーダー」概念(中部大学 前田富士男)
13:30〜14:00
アートが開く対話の場──SNS時代における効用を考える(横浜国立大学非常勤講師 長井理佐)
・特別講演(14:10〜15:10)
演題:「玩具でめぐる 世界の造形文化」 《人形・玩具は人間や時代を映す鏡》
〜 メキシコや中南米諸国の民芸的玩具を中心に 〜
講演者:春日明夫氏(東京造形大学名誉教授)
講演概要:
生きていくなかで誰もがふれる玩具は、子どもが誕生して初めて出会うアート&デザインであり、暮らしに密接した文化財でもあります。
世界の文化の価値をもつ玩具は、形や色、素材や作り方など、その風土や環境、そしてその時代が映し出されています。
世界の主な国や地域の民芸的玩具や民族玩具など、それらの特徴や造形文化を紹介し、歴史的背景や教育のねらいと共に、世界の玩具の魅力について語っていきます。今回は、世界の珍しい民芸的玩具の宝庫でもあるメキシコを中心に、グアテマラやペルーなどの中南米諸国の民芸的玩具と日本の伝統的な玩具の造形文化比較について概説します。
そして、春日コレクションの実物を数点直接見ながら、動かして解説していきます。
講演者プロフィール:
春日 明夫 AKIO KASUGA 芸術学博士 教育学修士
1953年東京生まれ、東京造形大学 名誉教授、実践女子大学生活文化学科 非常勤講師、日本児童画振興会理事長、造形教育センター会員(アーカイブス委員会代表)
【 専門分野 】
◆「子どもの暮らしと文化研究」(玩具・絵本・雑誌・生活雑貨等)。主にチャイルドカルチャーデザイン、子どもをめぐるデザインや造形教育の観点から研究。この関連のワークショップや講演会を展開している。研究の観点や視点において、世界の玩具や遊具、絵本や雑誌等を収集しており、関係資料を含めるとその数は約1万点余りになる。これまで全国の美術館や資料館などにおいて「春日明夫コレクション展」を多数開催してきた。収集してきた玩具はプロダクト製品ではなく、主に木や紙や布などの自然材料を用いた創作玩具や民族・民芸玩具が対象で、それらの玩具を基に比較造形文化研究を行っている。
◆代表的な玩具関係の書籍(単著)には、『玩具創作の研究』、『創作玩具』、『世界のアーティスティックの木の玩具』(共に日本文教出版)、『世界のアートな玩具たち』(アートキッチン)など。
◆展覧会図録(単著)には、『構成あそびのおもちゃ』、『アートと遊びの玩具展』(東京おもちゃ美術館)、『世界のアートな木の玩具』(北アルプス展望美術館)、『世界の木のおもちゃ』(大阪市立住まいのミュージアム)、『木のぬくもりとあそびの中から生まれた形たち展』(練馬区立美術館)など。