2019年06月23日

危機を戦う者たちのバウハウス

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6月22日に桑沢デザイン研究所と形の文化会とで共催しました「危機を戦う者たちのバウハウスーー創立100周年」が無事、盛況のうちに閉会しましたことをご報告申し上げます。

浅葉克己先生には素晴らしいポスター・グラフィックをご提供いただき、これに惹かれてご参加くださった方も多くいらっしゃいます。
このポスターを表紙として同梱したこのたびの資料集は、次の100年後には貴重な資料になると確信します。
桑沢デザイン研究所事務局長には、開催準備にあたっては企画受け入れから会場整備、広報活動など様々に便宜をはかっていただきました。
事務局員の皆様にも問い合わせのお取り次ぎや先生方へのポスター配布などお力添えをいただきました。

参加者名簿には、桑沢デザイン研究所学生43名、同教員7名(ご所属無記名の方もあったので私が存じ上げない先生かもしれません、事務職員のお顔も見えました)、東京造形大学教員6名、同5名を含む101名の記名があり、発表・講演とも通史・最新・最先端のバウハウス研究から紡ぎ出される言葉に、多くの、様々な領域の専門家の皆様も唸る濃密かつ新鮮な議論の場となりました。

図らずも100年目の夏至の日(ドイツ語でゾンネンヴェンデ:sonnenwende、wende≒転換期)に、閉会の言葉として前田会長は「夏至というのはふっと角度が変わり、陽射しが変わる境目。今日はバウハウスヴェンデ(bauhauswende)となって考え直すきっかけの日になりました」と語りました。

浅葉所長がポスターにお寄せくださった「6月22日は、桑沢デザイン研究所にとって重要な一日になる」という言葉がこれを予言していたように合致しました。
見事なはじまりと締めくくりの言葉が輪となり、グロピウス元校長がこの地を訪問なさって65年の後、「バウハウスという生の全体性への問い」をこの日この場所で討論できたことを桑沢洋子先生、内田繁前所長も喜んでくださることと思います。

誠にありがとうございました。

形の文化会会員でこの度のポスターをご所望の方は、手続きをおしらせいたしますので、事務局までメールでお問い合わせください。
posted by 形の文化会 at 01:06| 東京 ☁| 2019年度の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする