2019年06月01日

2019年度大会「危機を戦う者たちのバウハウス──創立100周年記念」6月22日(土)

形の文化会・桑沢デザイン研究所 主催
形の文化会 2019年度大会

「危機を戦う者たちのバウハウス──創立100周年記念」


1919年4月12日、ヴァイマル州立バウハウス(Staatliches Bauhaus in Weimar)は開校を迎えました。ドイツ帝国は、史上最も悲惨な結末を招いた第一次世界大戦末、1918年11月に休戦協定に調印し、1919年8月、共和制にもとづくヴァイマル憲法の公布とともに、国名をドイツ国(Deutsches Reich)とし、首都をベルリンと定めます。バウハウスは、この不安的きわまりない時期のさなかに登場します。この学校と教員・学生たちは、大戦末の混乱のみならず、近代社会における文化・芸術の革命と危機に対峙していました。
 それから100年を閲した21世紀のいま、AI・シンギュラリティの告げる状況は、再び現代社会における文化・芸術の革命と危機を告知していないでしょうか──われわれはあらためて、バウハウスを手がかりに、芸術・文化のありかたを追究します。

(形の文化会会長 前田富士男)

                         記

日 時: 2019年6月22日(土)13:00-17:10(開場12:30)
会 場: 桑沢デザイン研究所 8階 81・82教室
    東京都渋谷区神南1丁目4-17  (http://www.kds.ac.jp/about/
参加費(資料代):1,000円 (桑沢デザイン研究所・東京造形大学 学生無料)
お問い合わせ:
(形の文化会事務局) info@katachi-imagination.org
(粟野由美・東京造形大学メディアデザイン研究室)電話042-637-8291(平日9:00-17:20)

「危機を戦う者たちのバウハウス──創立100周年記念」

13:00 開会挨拶 粟野 由美 (形の文化会副会長)

13:10 「デザインは死なない Design never die」浅葉 克己 (桑沢デザイン研究所所長)

13:30 「芸術の終焉とバウハウス ── <例外状態>(C・シュミット)のゆくえ」
    前田 富士男 (中部大学)

14:05 「『結合メディア』としての動画像 ── L・ヒルシュフェルト=マック《色光運動》(1923年)」  
 山根 千明 (慶應義塾大学講師)

14:40 「〈構成学〉デザインの今」三井 秀樹 (筑波大学名誉教授)

特別講演
15:30 「バウハウス ── <生>の全体性への問い」向井 周太郎 (武蔵野美術大学名誉教授)
16:30 討議 向井周太郎 + 金子務 (形の文化会名誉会長)
17:10 閉会挨拶 金子務
──

閉会後、懇親会を予定しています。
会場での当日お申し込みも受け付けております。
posted by 形の文化会 at 00:44| 東京 ☀| 2019年度の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする