形の文化会・桑沢デザイン研究所 主催
形の文化会 2019年度大会
「危機を戦う者たちのバウハウス──創立100周年記念」
1919年4月12日、ヴァイマル州立バウハウス(Staatliches Bauhaus in Weimar)は開校を迎えました。ドイツ帝国は、史上最も悲惨な結末を招いた第一次世界大戦末、1918年11月に休戦協定に調印し、1919年8月、共和制にもとづくヴァイマル憲法の公布とともに、国名をドイツ国(Deutsches Reich)とし、首都をベルリンと定めます。バウハウスは、この不安的きわまりない時期のさなかに登場します。この学校と教員・学生たちは、大戦末の混乱のみならず、近代社会における文化・芸術の革命と危機に対峙していました。
それから100年を閲した21世紀のいま、AI・シンギュラリティの告げる状況は、再び現代社会における文化・芸術の革命と危機を告知していないでしょうか──われわれはあらためて、バウハウスを手がかりに、芸術・文化のありかたを追究します。
(形の文化会会長 前田富士男)
記
日 時: 2019年6月22日(土)13:00-17:10(開場12:30)
会 場: 桑沢デザイン研究所 8階 81・82教室
東京都渋谷区神南1丁目4-17 (http://www.kds.ac.jp/about/)
参加費(資料代):1,000円 (桑沢デザイン研究所・東京造形大学 学生無料)
お問い合わせ:
(形の文化会事務局) info@katachi-imagination.org
(粟野由美・東京造形大学メディアデザイン研究室)電話042-637-8291(平日9:00-17:20)
「危機を戦う者たちのバウハウス──創立100周年記念」
13:00 開会挨拶 粟野 由美 (形の文化会副会長)
13:10 「デザインは死なない Design never die」浅葉 克己 (桑沢デザイン研究所所長)
13:30 「芸術の終焉とバウハウス ── <例外状態>(C・シュミット)のゆくえ」
前田 富士男 (中部大学)
14:05 「『結合メディア』としての動画像 ── L・ヒルシュフェルト=マック《色光運動》(1923年)」
山根 千明 (慶應義塾大学講師)
14:40 「〈構成学〉デザインの今」三井 秀樹 (筑波大学名誉教授)
特別講演
15:30 「バウハウス ── <生>の全体性への問い」向井 周太郎 (武蔵野美術大学名誉教授)
16:30 討議 向井周太郎 + 金子務 (形の文化会名誉会長)
17:10 閉会挨拶 金子務
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閉会後、懇親会を予定しています。
会場での当日お申し込みも受け付けております。