テーマ 「秋田の文化とかたち」
平成 30(2018)年 10 月吉日
酷暑の日々もすぎ、ようやく爽秋の候をむかえました。会員の皆様にはご清祥にてお 過ごしのことと存じます。 さて、今回のフォーラムは「秋田の文化とかたち」をテーマに秋田大学にて開催いた します。秋田は、伝統工芸や民俗芸能、多くの「祭り」でよく知られますが、他方で 18 世紀の藩主佐竹曙山、藩士小田野直武らの秋田蘭画や、平賀源内の招聘のように、 いち早く近代文化の導入を実践した革新の精神にとむ文化圏です。画家藤田嗣治も、こ の地で大作《秋田の行事》(1937) を制作。世界の現代芸術に衝撃をもたらした舞踏家 (Butoh)土方巽の活躍も、生地秋田の風土をおいては成立しえなかったでしょう。 こうした周知の秋田文化の豊かさについて、このフォーラムは新しい観点から秋田の 「かたち」を追究します。特別講演は、秋田大学教授・国際資源学部附属鉱業博物館館 長今井忠男先生をお招きし、鉱山と文化の関連をテーマとして論じていただきます。18 日(第二日)の特別鑑賞会・市内見学会も本会ならではの意義深い内容です。皆さま、会 員以外の方とも、ぜひお誘いあわせのうえ、ふるって本フォーラムにご参加ください。
形の文化会会長 前田富士男
事務局長 中村 治
世話人 石井宏一・粟野由美
事務局長 中村 治
世話人 石井宏一・粟野由美
≪記≫
日時 2018 年 11 月 17 日(土)13:00〜17 :30
18 日(日) 11:20〜15:00
会場 秋田大学 国際資源学部附属 鉱業博物館
〒010-8502 秋田県秋田市手形字大沢 28 番地の 2
(1.秋田駅西口バス乗場 12 番「大学病院行」10 分〜鉱業博物館入口下車 〜徒歩 5 分 2.秋田駅東口より 徒歩 30 分)
地図 http://www.mus.akita-u.ac.jp/about/accessJ.html
・参加費用
第一日 フォーラム参加費 1,000 円
懇親会費 4,000 円程度(参加者)
第二日 @特別鑑賞会(昼食・含む) 4,000 円予定(参加者)
A市内見学会(各会場で参加者清算)
<プ ロ グ ラ ム >
2018 年 11 月 17 日(土)/第一日
会場:秋田大学 国際資源学部附属鉱業博物館 )
12:00 開場(受付開始)
◆フォーラム
13:00〜13:05 会長挨拶 前田富士男
・研究発表 (発表 25 分+質疑応答 10 分)
@ 13:05〜13:40 「ゲーテの鉱物学と C.G.カールスの地景画」 前田 富士男 (中部大学客員教授・慶應義塾大学名誉教授)
A 13:45〜14:20 「形のありか──坂巻正美《鯨談義》とリレーショナル・アート」 一條 和彦 (北海道教育大学教授)
B 14:25〜15:00 「秋田蘭画をめぐって」 金子 務 (本会名誉会長)
・国際資源学部附属鉱業博物館 15:00〜16:00 (自由見学+休憩)
・特別講演 16:00〜17:00 「鉱山絵から読み解く秋田の鉱山技術史」 今井 忠男氏 (秋田大学教授・国際資源学部附属鉱業博物館館長)
───── 特別講演者プロフィール ─────
今井忠男:秋田大学国際資源学部教授(工学博士、岩盤工学・鉱業史)、秋田大学国際資源学部 附属鉱業博物館長。1965 年京都府宮津市生まれ。1988 年秋田大学鉱山学部採鉱学科卒。1993 年北海道大学大学院博士課程、秋田大学鉱山学部助手をへて現職。骨材資源工学会会長、 秋田県採石研究会会長、砕石研究会副会長を務める。<近年の主な業績>「阿仁鉱山史の 研究」、「菅江真澄が歩いた阿仁鉱山」、「古代秋田城の築地塀を構成する白色および褐色粘 土の互層構造について」、「砕砂の新たな生産法と研磨法の提案について」ほか。
討論 17:00〜17:30 ・閉会 17:30
●懇親会 18:30〜20:30 地産地消「心海」(秋田市中通 4-14-24 TEL:018-833-1033)
2018 年 11 月 18日(日)/第二日
<幹事会>10:00〜11:00
会場:秋田大学教育文化学部4号館
◆特別鑑賞会(昼食・含む) 「秋田舞妓」演舞鑑賞
集合 11:20 秋田市千秋公園内・旧料亭「松下」玄関 (「松下」 電話:018-827-3241/http://www.matsushita-akita.jp)
※特別鑑賞会の参加希望者は必ず、11 月 10 日(土)までに秋田大学・石井宏一准教授 にメール申込をしてください。
メール: 石井宏一
◆市内見学会
集合 12:45 秋田市千秋公園内 佐竹史料館入口
見学コース:千秋公園(佐竹史料館、久保田城表門ほか)・秋田県立美術館(藤田嗣治作品)など
終了予定 15:00
ラベル:秋田、鉱山、舞妓