中川素子先生(形の文化会幹事)の編著『絵本ビブリオLOVE ー魅力を語る・表現するー』(朝倉書店)が出版されました。
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-68521-3/
絵本への多様な向かい方や愛し方を,さまざまな年齢,立場の方に語ってもらう。
〔内容〕成長の各年代と絵本/家族の愛を育む絵本/人生や心をはげます絵本/仕事のきっかけとなった絵本/自然や文化観がみえる絵本/絵本を愛する視点。(朝倉書店サイトの紹介より引用)
たくさんの名作絵本や仕掛け絵本が図版つきで丁寧に説明されていたり、人生のなかでの絵本とのふれあいについて、様々な環境での教育者や家族から語られていたり、絵本を作る楽しみを知るワークショップが報告されていたり、誰もが自分の経験に重ねて共感できる内容です。
2015年春に出版された、中川先生が東日本大震災後に書き下ろした原作にスタシスさんさんの絵をあわせた絵本『アウスラさんのみつあみ道』(石風社)についても、最終章「絵本を愛する視点と私の仕事」で述べられています。
そしてその最後に「終の住処に絵本を持っていくとしたら」この三冊、というものが紹介されています。
…タブレット端末やオンラインストレージに置いて無尽蔵に…というのではなくて、選ぶ、というプロセスが大事なのです。
手で触れる物としての本、ということにこだわるのでもなくて。
選ぶことが、自分にとって一番大切なものはなにか、を探ることでもあるから。
ということで、みなさんはどの絵本を選びますか?
2015年12月25日
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