去る2014年5月25日(日)、大学交流祭(?)まっただ中の賑やかな大阪府立大学にて開催いたしました、春の研究発表会の報告をいたします。
<研究発表会>
「香をたくための七つ道具について」林みどり(大阪府立大学博士前期課程)
「博山炉と中国古代における香り」木崎香織(大阪府立大学博士後期課程)
「乳業の形の変化」谷彩夏(大阪府立大学博士後期課程)
「建物などを守る僻邪呪物―中国・日本・タイなどの事例をもとにして」大形徹(大阪府立大学教授)・大野朋子(大阪府立大学助教 )
研究発表会は林みどり先生から「聞香(もんこう)」の作法をお示しいただき、聞香炉を手に取って実際に香りを鑑賞する体験から始まりました。
昨秋のフォーラムでの茶会もこの主旨で開きましたように、型を体に取り込むことで、形の文化を語る言葉の生まれるところをより深く理解できるように思います。
続く木崎先生、谷先生、大形先生、大野先生のご研究成果についても興味深い質疑応答が交わされました。
<特別講演>
15:30-17:00「デザイン戦略とかたち」奥田充一氏(株式会社memes スクエア代表取締役、大阪府クリエイティブコーディネーター、大阪デザイン団体連合副会長)
研究発表で悠久の時空を巡りまして、特別講演は、そういった歴史の先端にある現代のプロダクトデザインの視点から、奥田充一先生のお話をうかがいました。
ご登壇、ご聴講、ご発言の皆様、このたびも有意義な研究発表会にしていただき、ありがとうございました。
追記
入構した午前よりさらに来場者も増え、ますます盛り上がっている大阪府立大学構内を見物しながら筆者が気になった展示はこれ↓でした。
2014年08月28日
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