テーマ「宇宙のかたち」
季節も移り、夜空も春の星座に変わりつつありますが、皆様には如何お過ごしでしょうか。
今回は、特別講演者に小川英夫氏をお迎えして、肉眼や光学望遠鏡で見るのとはまた違った、電波で見る宇宙の形についてのお話をしていただきます。その前に、研究発表と幹事講座もご用意いたしました。是非たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。会員外の方もどうぞお誘い下さい。終了後には、懇親会を用意しておりますので、こちらの方にもふるってご参加いただきますようご案内いたします。
形の文化会会長 金子 務
コーディネーター 宮崎 興二
形の文化会事務局長 山口 義久
日 時 平成23年3月12日(土)13:00〜17:30(終了後懇親会あり)
会 場 大阪府立大学 中之島サテライト 2F講義室
参加費 1,000円 学生・大学院生 500円

なお会場は、大阪の中でも風光明媚な場所の一画にあります。歴史的建造物の中央公会堂が間近にあり、あたかコレクションで有名な東洋陶磁美術館も、すぐ近くにあります。
【プログラム】
13:00-13:10 会長挨拶:金子 務(大阪府立大学名誉教授)
13:10-13:40 研究発表:秋丸 知貴(美術史家)
「ポール・セザンヌの近代生活―両義性の画家として」
13:45-14:35 幹事講座:山口 義久(大阪府立大学教授)
「古代ギリシアにおけるカオス概念をめぐって」
14:40-15:30 幹事講座:宮崎 興二(京都大学名誉教授)
「多面体宇宙の過去と未来」
15:45-17:15 特別講演:小川 英夫氏(大阪府立大学特命教授)
「宇宙の雲」
特別講演者プロフィール:
小川 英夫氏
名古屋大学理学部卒業、理学博士。名古屋大学理学部助教授、大阪府立大学教授を経て2006年より同大学特命教授。電波天文学を専門とし、日本及び世界の電波望遠鏡開発に貢献する。特に超伝導を用いた超低雑音の受信機を用いて星間分子等の研究で成果を上げている。1993年環境賞、2002年日本天文学会欧文報告論文賞受賞。
特別講演者から一言:
電波望遠鏡を用いることで、光では見えない宇宙の姿がみえてきます。星間分子特有の電波で宇宙をみると、まだ星になる前の『宇宙の雲』や『分子の雲』がみえてきます。電波でみる宇宙の形がお話できればと思います。