2025年04月17日

2025年度大会・総会6月1日(日)@東京造形大学

2025年度総会・大会を下記のとおり開催します。
形の文化会会員の研究発表を募集します。

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日時:2025年6月1日(日)13:00-16:30
会場:東京造形大学(※1)+会場からの映像中継(※2)
※1東京都八王子市宇津貫町1556( https://www.zokei.ac.jp/university/access/ 
※2)通常のオンライン会議形式ではなく、会場のスクリーンが映るようにビデオカメラを設置し、オンラインで映像中継をする形式です。スクリーンに表示された内容が見づらい、読みづらい、また音声が遠くて聞き取りにくい点は予めご容赦ください。
参加費:形の文化会会員は無料、非会員は当日会場にて現金1,000円を受け付けます。
参加申込:形の文化会会員は事前申込不要、非会員は下記フォームより5月23日(金)までにお申し込みください。
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・会員発表募集
2025年度形の文化会大会での形の文化会会員の研究発表を募集します。
日頃のご研究成果、研究の萌芽となる研究ノート、実務家による作品制作解説、関心ごとの話題提供、など幅広く、フォーラムにて情報交換したいと思います。
口頭発表時間は20分、質疑応答10分を予定しています。
申し込み締切:2025年5月5日(月・祝)
申し込み要件:発表題目と200〜400字程度の要約を添えて下記フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/P2tefmzuvLdw4sxC7
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<タイムテーブル>
13:00-13:30 開会挨拶・総会
13:40-14:10 会員発表1・質疑応答・入替
14:10-14:40 会員発表2・質疑応答・入替
14:40-15:10 会員発表3・質疑応答・入替
(5分休憩)
15:15-16:30 招待講演・質疑応答・閉会挨拶

<招待講演>
演 題:「恐竜の形の魅力」
講演者:真鍋 真(国立科学博物館・名誉研究員、群馬県立自然史博物館・特別館長)
概 要:始祖鳥が爬虫類と鳥類の中間の化石と位置付けられたのは1868年の「種の起源」の改訂版でした。その後、爬虫類と鳥類の近縁性は一度は否定されましたが、1970年代に手首などの類似性から鳥類の恐竜起源説が復活しました。同説が広く知られるようになったのには小説「ジュラシックパーク」、さらにはその映画化が大きく貢献しました。恐竜と鳥類の近縁性がさらに発信力をもつようになったのは、1996年に始まった「羽毛恐竜」の発見でした。あれから約30年、恐竜学の現在地を確認し、近未来を俯瞰してみましょう。

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2025年04月01日

形の文化研究19号(2025年号)投稿募集

学会誌『形の文化研究』19号(2025年号)への投稿について

2024年4月1日『形の文化研究』編集委員会

  

 本学会機関誌『形の文化研究』19号(2025年号)は、2026(令和8)年3月に刊行予定です。
形の文化会会員で本号に投稿希望の方は、2025年4月1日に会員メーリングリストで配信されました表題「『形の文化研究』19号(2025年号)投稿募集」の文面をご確認の上、下記期日までにお申し込み・ご提出ください。

・「投稿票」提出締切:2025年12月21日(日曜)
・「原稿」投稿締切:2026年1月18日(日曜)

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2024年12月26日

第80回フォーラム(ZOOM):2025年2月15日(土)

2025年2月15日(土)に第80回フォーラムをオンライン(ZOOM)で開催します。

特別講演は大杉千尋氏「〈イーゼンハイム祭壇画〉《キリスト復活》について−施療院修道院というコンテクストから」を予定しております。
詳細は当記事後半をご覧ください。

・第80回フォーラムでの形の文化会会員の研究発表を募集しております。
日頃のご研究成果、研究の萌芽となる研究ノート、実務家による作品制作解説、関心ごとの話題提供、など幅広く、フォーラムにて情報交換したいと思います。
口頭発表時間は20分、質疑応答10分を予定しています。
申し込み締切:2025年2月9日(日)
申し込み要件:発表題目と400字程度の要約を添えて下記にメールで送付してください。
※(at)を@に書き換えてご使用ください。
info(at)katachi-imagination.org

・ZOOM招待状は、2月14日(金)の夜に会員全員に送付します。
・当日のタイムスケジュールは下記を予定しています。

13時:会長挨拶
13時05分〜14時05分:大杉先生特別講演
14時05分〜14時20分質疑応答
休憩
14時30分〜15時00分:研究発表1
15時00分〜15時30分:研究発表2


・今回の特別講演の演者及び演題は次の通りです。

講演者:大杉千尋氏
所属:東京藝術大学特任助教、鎌倉女子大学兼任講師、跡見学園女子大学兼任講師
演題:〈イーゼンハイム祭壇画〉《キリスト復活》について −施療院修道院というコンテクストから

<講演要旨>
今回は、グリューネヴァルト作〈イーゼンハイム祭壇画〉の《キリスト復活》のパネルを取り上げる。この祭壇画は、当時ドイツ語圏だったイーゼンハイムのアントニウス会修道院の主祭壇画であり、病気治療を使命とした同会のために制作された。祭壇画は観音開きで、三つの面を持ち、《キリスト復活》のパネルが特に注目されるのは、そのポーズの特異性にある。
ドイツ語圏では、復活のキリストは右手で祝福し、左手で勝利の旗を持つ姿が一般的だが、本作のキリストは両手を広げた姿で描かれている。このポーズは非常に稀であり、先行研究ではイタリアの例と比較されてきたが、発表者は碩学パノフスキーのいう「オランス型キリスト」に由来すると考える。オランスのポーズは祈りの姿勢として知られ、キリストがこの姿勢を取るのは、父なる神に人類を執りなす場面に限られる。
イーゼンハイム祭壇画の復活のキリストがこのポーズを取る背景には、施療修道院という特殊な文脈がある。病に苦しむ人々にとって、キリストの両手を広げた姿は強い救済の希望を与えるものだったと考えられる。
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2024年10月28日

2024年11月2・3日(土日)秋田大学@第79回フォーラム続報

第79回形の文化会フォーラム.pdf


形の文化会会員のみなさま

形の文化会第79回フォーラムを来たる2024年11月2・3日に秋田大学とZOOMを併用したハイブリッドで開催します。

会員メーリングリストにてZOOMのURLを開催前日にお送りします。

届かない方は事務局までご連絡ください。

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◼️開催日時:2024年11月2日(土)13:00〜研究発表・特別講演・交流会

      2024年11月3日(日)エキスカーション(現地参加者のみ)

◼️会  場:秋田大学国際資源学部附属鉱業博物館・講堂」(秋田市手形字大沢28番地の2)

      ※今回のフォーラムは一般市民の方にも「入場無料」で公開いたします。

◼️タイムテーブル(3名の発表者のレジュメは会員メーリングリストの添付ファイルを参照してください)

司会 石井宏一(秋田大学教授)

・13:00-13:05 開会・会長挨拶

・13:05〜13:35(会員研究発表1)

井上尚之氏(大和大学政治経済学部教授、関西国際大学客員教授)

題目:「ユダヤ人埴輪が示す6世紀以前のユダヤ人渡来」

・13:35〜14:05(会員研究発表2)

山口義久氏(大阪府立大学名誉教授)

題目:「言葉の意味と視点の関係について」

・14:05〜14:35(会員研究発表3)

伊藤恵造氏(秋田大学教育文化学部教授)

題目:“かたち”をそのまま残すこと ―縮小社会におけるコミュニティの継承をめぐる社会学的考察―

・14:35〜15:00(休憩・博物館見学)

・15:00〜16:30(特別講演)

林信太郎氏(でこぼこな地球をあるくみるかんがえる研究所代表;秋田大学名誉教授/専門は火山学

<講演要旨>
キッチン火山実験という言葉をご存知でしょうか?
火山現象は規模が大きくなかなかイメージを持つことができません。
その火山現象を身近なもので表現したものがキッチン火山実験です。
ココアを使ったカルデラの再現実験,コンデンスミルクの溶岩実験,入浴剤を使った噴煙柱の実験などがその代表的なものです。
講演ではいくつかの実験を行いながら,ミニチュアな実験でいかに巨大な火山や噴火の形が再現されるかご覧に入れたいと思います。

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2024年10月06日

24年11月2・3日(土日)秋田大学@第79回フォーラム

第79回形の文化会フォーラム.jpg

形の文化会会員のみなさま

形の文化会第79回フォーラムを来たる2024年11月2・3日に秋田大学とZOOMを併用したハイブリッドで開催します。
現地にて秋田ならではのエキスカーションも予定しております。
久しぶりの地方における開催ですので、できるだけ多くの皆様の秋田へのお越しをお待ちいたします。
会場・エキスカーション準備の都合上、10月20日(日)までに事務局メールアドレスへお申し込みください。
info(アット)katachi-imagination.org
    ↑(アット)を@に変えてください。
是非とも現地へお越しくださいますよう、お待ち申し上げます。

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・開催日時:2024年11月2日(土)13:00〜研究発表・特別講演・交流会

      2024年11月3日(日)エキスカーション予定(※)

      ※参加人数によって変わってきますが、みちのくの小京都「角館」、武家屋敷群や秋田蘭画を展示している美術館巡り等を予定。

・会  場:秋田大学国際資源学部附属鉱業博物館・講堂」(秋田市手形字大沢28番地の2)

      ※今回のフォーラムは一般市民の方にも「入場無料」で公開いたします。

・特別講演:林信太郎氏(でこぼこな地球をあるくみるかんがえる研究所代表;秋田大学名誉教授)

      専門は火山学。「キッチン火山実験」などを予定、演題未定。

<講演要旨>
キッチン火山実験という言葉をご存知でしょうか?
火山現象は規模が大きくなかなかイメージを持つことができません。
その火山現象を身近なもので表現したものがキッチン火山実験です。
ココアを使ったカルデラの再現実験,コンデンスミルクの溶岩実験,入浴剤を使った噴煙柱の実験などがその代表的なものです。
講演ではいくつかの実験を行いながら,ミニチュアな実験でいかに巨大な火山や噴火の形が再現されるかご覧に入れたいと思います。

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【会員の研究発表を募集します】

発表希望の方は2024年10月25日(金)までに発表題目と400字程度の要約を添えて事務局メールアドレスへお申し込みください。

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2024年09月06日

2024年11月2・3日(土日)秋田大学@第79回フォーラム開催のお知らせ

形の文化会会員のみなさま

形の文化会第79回フォーラムを来たる2024年11月2・3日に秋田大学とZOOMを併用したハイブリッドで開催します。
現地にて秋田ならではのエキスカーションも予定しております。
是非とも現地へお越しくださいますよう、お待ち申し上げます。

・開催日時:2024年11月2日(土)13:00〜研究発表・特別講演・交流会
      2024年11月3日(日)エキスカーション予定(※)
 ※会場・エキスカーション準備の都合上、10月20日(日)までに事務局メールアドレスへお申し込みください。
 info(アット)katachi-imagination.org
     ↑(アット)を@に変えてください。

・会  場:秋田大学国際資源学部附属鉱業博物館・講堂」(秋田市手形字大沢28番地の2)
・特別講演:林信太郎氏(秋田大学名誉教授)
      専門は火山学。「キッチン火山実験」などを予定、演題未定。

【会員の研究発表を募集します】
発表希望の方は2024年10月25日(金)までに発表題目と400字程度の要約を添えて事務局メールアドレスへお申し込みください。
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2024年06月21日

2024年度大会・総会6月22日(土)13時

形の文化会会員の皆様                                                            

来る6月22日(土)13時より、総会・大会を実施します。

場所:大和大学(やまとだいがく)C棟401教室

(新大阪駅で下車、東海道線京都方面普通電車に乗り換えて2駅目の吹田駅下車、

東口より徒歩7分)

方法:対面とZOOMのハイブリッド

会員は無料、非会員は対面のみ可能(1000円)


<特別講演>

演題:「岡倉天心が見たインド−反響するアジア美術史観」

外川昌彦先生(東京外国語大学教授)

<要旨>

美術史家岡倉天心(1863-1913)は、東京美術学校の校長として『日本美術史』を講義し、横山大観らの芸術家を育てるなど、近代日本美術の復興運動を指導した。1898年の美校騒動で野に下るが、1902年のインド訪問後に刊行された『東洋の理想』(1903年)や『日本の目覚め』(1904年)などの英文著作で国際的に注目される。本講演では、その岡倉の活動の転機をなすインド滞在の経緯を、近刊の『岡倉天心とインド−「アジアは一つ」が生まれるまで』(外川昌彦、慶應義塾大学出版会、2023年)に基づき、特に近代インドの宗教改革運動家スワーミー・ヴィヴェーカーナンダとの交流を通して検証する。これまで多くが謎とされてきた岡倉のインド体験の意味を、日印の知識人の交流を通して明らかにする。

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〇タイムスケジュール

6月22日(土)

・13時00分〜13時03分:山口会長開会挨拶

・13時03分〜13時30分:総会

・13時30分〜14時00分:研究発表/亀井三千代氏

展示の<場>が生みだすアートの価値 ──制作者と鑑賞者を媒介するキュレーション

(発表20分、質疑応答10分程度)

・14時10分〜15時30分:特別講演/外川昌彦氏(東京外国語大学教授)

「岡倉天心が見たインド−反響するアジア美術史観」

 (講演60分、質疑応答20分程度)

・閉会挨拶:中村副会長

(閉会時間は発表時間や講演時間、質疑応答時間によって変化します)

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2024年05月16日

6月22日、2024年度総会・大会

形の文化会会員の皆様                                                            

来る6月22日(土)13時より、総会・大会を実施します。

場所:大和大学(やまとだいがく)C棟401教室

(新大阪駅で下車、東海道線京都方面普通電車に乗り換えて2駅目の吹田駅下車、

東口より徒歩7分)

方法:対面とZOOMのハイブリッド

会員は無料、非会員は対面のみ可能(1000円)


<特別講演>

演題:「岡倉天心が見たインド−反響するアジア美術史観」

外川昌彦先生(東京外国語大学教授)

<要旨>

美術史家岡倉天心(1863-1913)は、東京美術学校の校長として『日本美術史』を講義し、横山大観らの芸術家を育てるなど、近代日本美術の復興運動を指導した。1898年の美校騒動で野に下るが、1902年のインド訪問後に刊行された『東洋の理想』(1903年)や『日本の目覚め』(1904年)などの英文著作で国際的に注目される。本講演では、その岡倉の活動の転機をなすインド滞在の経緯を、近刊の『岡倉天心とインド−「アジアは一つ」が生まれるまで』(外川昌彦、慶應義塾大学出版会、2023年)に基づき、特に近代インドの宗教改革運動家スワーミー・ヴィヴェーカーナンダとの交流を通して検証する。これまで多くが謎とされてきた岡倉のインド体験の意味を、日印の知識人の交流を通して明らかにする。

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研究発表者を募集します(zoomでの発表可)。

発表者希望者は演題と400字程度の要約を下記の事務局メルアドに送付して下さい。

※(アット)部分を@に修正して送信ください。

info(アット)katachi-imagination.org

研究発表〆切:6月16日(月)

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〇タイムスケジュール(予定)

6月22日(土)

・13時00分〜13時03分:山口会長開会挨拶

・13時03分〜13時30分:総会

・13時30分〜14時00分:亀井三千代会員「パリの個展からの報告(仮題)」

・14時00分〜14時30分:研究発表2(募集中)

・14時40分〜16時00分:特別講演

・閉会挨拶:中村副会長

(閉会時間は研究発表数によって変化します)

以上、よろしくお願い申し上げます。

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2024年03月12日

第78回フォーラム:2024年3月30日(土)13時より@ZOOM

形の文化会第78回フォーラムを330日(土)に開催します。

・日時:330日(土)13時より

・方法:ZOOMのみ(無料)(会員全員にZOOM招待状を329日に送付)

【タイムテーブル】

・開会挨拶(13:00〜13:03/山口会長)
(1)特別講演(13:03〜14:00/14:00〜14:20,質疑応答)

シャルトル・ブルーの窓《美しき絵ガラスの聖母》―聖性の色と形をめぐってー」

 清泉女子大学名誉教授 高野禎子(よしこ)先生

 プロフィール:美術史家。特に英仏のステンドグラスの歴史を研究対象とし、著書に『シャルトルの彫刻たち』(八坂書房、2023)、共訳書『ルオー全絵画』(岩波書店、1989)他。『シャトルの彫刻たち』の詳細は下記のURL参照。

八坂書房:書籍詳細:シャルトルの彫刻たち (yasakashobo.co.jp)


<14:20〜14:30,休憩>

(2)研究発表 (14:30-15:00,質疑応答含む)

 「戦後昭和期、書のモダニズムの一側面 --手島右卿、青山杉雨、井上有一の作品から」

  望月俊邦(書家・書道史研究)

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上記の特別講演聴講や研究発表等を希望される非会員の方は下記のアドレスへ入会希望の旨、ご連絡下さい。

※(at)を@に書き換えて送信してください。

info(at)katachi-imagination.org

形の文化会について:https://katachi-imagination.org/index.html

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2023年11月21日

第77回形の文化会フォーラム2023年12月2日(土)

第77回フォーラムの内容が決まりましたのでお知らせします。

・日時:12月2日(土)13:00〜17:00予定
・方法:対面及びハイブリッド
・場所:桑沢デザイン研究所(東京都渋谷区神南1丁目4-22)
※建物内の室情報は開催日に近くなりましたら更新してお知らせします。
・聴講料:形の文化会会員は対面・ZOOMともに無料
     非会員は対面のみ参加可能:1000円(資料代)
※非会員はZOOMは不可

・会員研究発表2件(13:00-14:00)
13:00〜13:30
造形芸術は、無力か有力か──作品の品質(クオリア)と「オーダー」概念(中部大学 前田富士男)
13:30〜14:00
アートが開く対話の場──SNS時代における効用を考える(横浜国立大学非常勤講師 長井理佐)

・特別講演(14:10〜15:10)

演題:「玩具でめぐる 世界の造形文化」 《人形・玩具は人間や時代を映す鏡》
    〜 メキシコや中南米諸国の民芸的玩具を中心に 〜
講演者:春日明夫氏(東京造形大学名誉教授)
講演概要:
生きていくなかで誰もがふれる玩具は、子どもが誕生して初めて出会うアート&デザインであり、暮らしに密接した文化財でもあります。
世界の文化の価値をもつ玩具は、形や色、素材や作り方など、その風土や環境、そしてその時代が映し出されています。
世界の主な国や地域の民芸的玩具や民族玩具など、それらの特徴や造形文化を紹介し、歴史的背景や教育のねらいと共に、世界の玩具の魅力について語っていきます。今回は、世界の珍しい民芸的玩具の宝庫でもあるメキシコを中心に、グアテマラやペルーなどの中南米諸国の民芸的玩具と日本の伝統的な玩具の造形文化比較について概説します。
そして、春日コレクションの実物を数点直接見ながら、動かして解説していきます。

  

講演者プロフィール:
春日 明夫 AKIO KASUGA  芸術学博士 教育学修士
1953年東京生まれ、東京造形大学 名誉教授、実践女子大学生活文化学科 非常勤講師、日本児童画振興会理事長、造形教育センター会員(アーカイブス委員会代表)

【 専門分野 】 

◆「子どもの暮らしと文化研究」(玩具・絵本・雑誌・生活雑貨等)。主にチャイルドカルチャーデザイン、子どもをめぐるデザインや造形教育の観点から研究。この関連のワークショップや講演会を展開している。研究の観点や視点において、世界の玩具や遊具、絵本や雑誌等を収集しており、関係資料を含めるとその数は約1万点余りになる。これまで全国の美術館や資料館などにおいて「春日明夫コレクション展」を多数開催してきた。収集してきた玩具はプロダクト製品ではなく、主に木や紙や布などの自然材料を用いた創作玩具や民族・民芸玩具が対象で、それらの玩具を基に比較造形文化研究を行っている。

◆代表的な玩具関係の書籍(単著)には、『玩具創作の研究』、『創作玩具』、『世界のアーティスティックの木の玩具』(共に日本文教出版)、『世界のアートな玩具たち』(アートキッチン)など。

◆展覧会図録(単著)には、『構成あそびのおもちゃ』、『アートと遊びの玩具展』(東京おもちゃ美術館)、『世界のアートな木の玩具』(北アルプス展望美術館)、『世界の木のおもちゃ』(大阪市立住まいのミュージアム)、『木のぬくもりとあそびの中から生まれた形たち展』(練馬区立美術館)など。

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